カクヤスのある暮らしは格別 ほか

福森晃斗の2018-2019プレー集

 2015年に札幌にレンタル移籍してきて、守備は危なっかしかったけど「金をとれる」左足のキックで札幌サポーターを沸かせてくれて、1年で帰っちゃうんだろうなって思ってたらそのまま完全移籍してくれて、キャラクターもかわいくて札幌を代表する選手になっていた、……と思いきやいつのまにかJリーグ全体でも名の知れた選手になってしまって。

 

 そんな福森選手の名プレーを、おもにフリーキックのシーンに限ってまとめてくれたのがこちらの動画。申し訳程度にディフェンスのシーンが1こだけ入っている*1のが面白い。

 

 最後のシーンでは福森には珍しいインプレーのゴールシーンが選ばれていたが、なんど見ても最初のトラップが美しい。優れたキックはボールを置くところからはじまっているのである。

 

カクヤスのある暮らしは格別

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 家の近くのカクヤス(小売店と卸売りの中間みたいな業態をしているらしいお酒屋さん)にあまり見かけない1000円ブレンデッドスコッチが置いてあったので買ってみた。ブレンドの主軸となっているのはタリスカー、とお店のポップには書いてあった。タリスカーといえば個人的に思い入れの深い大好きなお酒である。

 

 タリスカーっぽいスモーキーでスパイシーな味もするような気がするが、基本的にはキャラメルっ気があって甘い。水で薄めてもハイボールにしても上品な甘さと香りが引き立って素敵だけど、好きというほどではない。

 後日、グレープフルーツフレーバーつきの炭酸水でたまたま割ってみたら、こっちはフレーバーでちょっと強めな甘い香りがうまく緩和されていて、こっちのほうが好きかもしれない。

 

The Avalanchesにはまっている

 The Avalanchesにはまっている。FF7にも登場した、オーストラリアはメルボルン出身のミュージシャンである。ふだん聞くタイプのジャンルではなく、これから深めていったら最終的には的外れだなって思うようなことを言うのかもしれないけれど、この人たち、積まれている情報だとかインプットの量が尋常じゃなく、あるジャンルひとつを傘のなかに入れてそのなかのほかのアーティストすべてが結局彼らの下位互換では?と思わせてしまうような分厚さを持っている、……という印象を受けた。創始者ではなく総決算者、ジャンルをいったん終了させてしまうやつらのやる音楽である。

 

 ヴォーカルのフォークな、温かいんだけどでもすべてが投げやりになっているようにも聞こえる声がすごいし、バックトラックもその温度感ときれいに調和している。

 

 この「Subways」はミュージックビデオもものすごい出来。グロテスク・ゆるふわポップともいうべき世界観のなかで、多様な身体的特徴を持ったクリーチャーたちが地下鉄に乗車するさまがが描かれていて見入るほかない。曲はドリーミーで、ベッドタイム・ポップみたいな感じなのだけど、音量が不安定だったりするせいか、浸りきれない謎の緊張感がある。

*1:彼はディフェンダーなのだが。