部屋から発信するアーティスト・クリエイターは日増しに増えてきていて、いくらみんなの可処分時間も増えているからと言って、こんなにさばききれないのでは? 世界が必要としているよりだいぶ多くの良さが発信されてしまっているのでは? と思うこともあるんだけど、それはそれとして、増えてきたひとたちのなかに自分が好きなひとがいるとうれしいものですね。
「さあ、まずは、……この曲行ってみようかなあー。(♪ジャカジャカジャカジャカ)――間違えた」と一曲目からつまづくところ面白くて良かった。岡野昭仁のそういうところだよ。そのあとライブが進んでいって、「つぎは、ひさしぶりに弾く曲。……。……これ、イントロ、わし、どうすりゃいいんだろ。……。わしが弾くんか…」となって「Report21」を弾きはじめるところとかファンにとってはなんとも言えない尊い瞬間だった。岡野昭仁のそういうところだよ。
この動画を見ていると、ポルノグラフィティでしか癒せないタイプの渇きが襲ってきたので、以降はてきとうに手持ちの曲をシャッフル再生して聞くことにします。ひとこと感想をつけて。
1.NaNaNa サマーガール
個人的もっとも過小評価されているシングル曲No.1。メロディーがきれいだよ。
2.デッサン#2 春光
「だだをこねたかもしれない」この「しれない」の感傷にたいしてとっている距離感。
3.キング&クイーン
二曲目の「ギフト」という気もするんだけど、こちらには洗練という武器がある。
4.アポロ
「本気で月に行こうって考えたんだろね」
5.煙
「たちの悪い~」のあたりのおもちゃみたいに重いギターとボーカルの掛け合い好き。
6.Century Lovers
「次の千年の恋人たちに誰も解いたことない謎を残そう」歌詞良いよね。
7.黄昏ロマンス
個人的に思い出の多い曲で、ずっと部屋を暗くして聞いていた傷心の時期もあった。
8.∠RECEIVER
今回の「DISPATCHERS 番外編」では最後に「ワンモアタイム」をやっていたけれど、その位置でありうる、もうひとつの楽曲がこれですね。「ほとんどの出来事には関われない」
9.BLUE SKY
こういうマイナー曲がかかるのを待ってたんだよ笑。ひさしぶりだなお前…。
10.バベルの風
ある時期からアルバムに一曲は含まれるようになった中二病ナンバー。板についている。
11.今宵、月が見えずとも
これもめちゃくちゃ久しぶりに聴く……。当時はそこそこ流行ったはずなのだが…。
12.カゲボウシ
じつはこのブログのアドレス、kageboushi99m2の前半部分はこの曲から来ているんです。メモリアルな曲に浸ったところで、今夜はおしまい。