ユーカリが丘というニュータウンにやってきている。ホテルの朝食は品数が多く豪華だった。地元で生産しているという肉みそがフィーチャーされていて、スクランブルエッグに混ぜるととてもおいしいとのことだった。三食そぼろから赤色を抜いたような味で美味しかったです。
ユーカリが丘の北端にある整然とした区画を歩く。たくさんの暮らしが並んでいる。
宅地を抜けると農産物直売所があった。ユーカリが丘は農業と一体になった暮らしを推進しているらしく、町には住民が利用できる貸農地があるらしい。直売所ではいろいろな野菜がすごい安さで並んでいた。とくに白菜がやばいくらいでかくて安い。結局、なぜか一粒だけ200円で売られていたいちごを手に取ったら、どこからともなく店主がやってきて「これいいだろ? ちょっと高いけど、……でけえんだよォ」と言われた。
ユーカリが丘の北端は駅前ともイオンモールとも離れているが、これもまたびっくりするほど品ぞろえが良くて安いスーパーがあった。野菜もそうだけど、生活に必要なもろもろの食品が安い。いいねここに住みたいね。
さて、ユーカリが丘線の円の内側に入ってみよう。この写真は下図の赤い丸で囲んだあたりの風景である。遠くにある集合住宅のあるところが「女子大駅」である。誘致しようと頑張った雰囲気があるが、結局女子大は来ず、申しわけ程度に合宿所が立っているのみらしい。たしかに、大学があれば町はもっと完璧になっていたと思われる。
青い丸で囲んだ部分は開発がされていて、あたらしい住宅が立ち並んでいるが、黒丸の部分にはおそらく昔からあったのであろう集落がある。かなり由緒正しいのであろうおおきなお寺や神社があったが、それに関する情報はニュータウンのパンフレットには載っていなかった。ユーカリが丘の外部は、その内側にあるみたいだ。
京成線ユーカリが丘駅の南部も山万によって計画的に宅地開発がされている。英国のロックガーデンの様式を意識しているらしく、ユニークな景観を見せている。開発が進んでいないころはまるで岩山のように見えたらしい。
「未来が見える町」というのは、ユーカリが丘の駅前や企業のギャラリーなど、いたるところで見かけたキャッチフレーズである。「未来が見える」というのは「この会社で働いてたって、未来は見えてるよ」などといった文脈で使うときのように、個人的にはネガティブな響きを聞いていたが、「未来が見える」ということが魅力的なことだと思えるような、僕のまだ知らない人生のいちステージがあるということなのでしょう。
帰り道に立ち寄ったユーカリが丘のゲームセンターで偶然推しに出会った。「みんなの参加まってるにゃ☆」だそうです。みんなで行きましょうね、行って未来を見ましょうね、ユーカリが丘。