埼玉県、秩父市にあるキャンプ場でキャンプをしてきた。駅から数分歩くと着く川沿いのキャンプ場だった。ロケーションを生かして交通手段は電車。電車移動のためテントは使わず、キャンプ場に併設されているバンガローを利用した。キャンプ場はたくさんのお客さんでにぎわっていて、テントはけっこう狭いスペースを分け合うようにして建っていた。
川はこんな感じだった。先日の台風のせいかとても濁っていた。川原は上流から押し流されてきたと思われるかなり大きめの石が埋め尽くしていた。災害がなければ、あの石で覆われた部分もテントを立てれるスペースだったのかもしれない。
こういう石って、撤去したいと思ったときにはどうすればいいんでしょう。もし、だいぶ不可逆なのであれば、平然と営業していたこのキャンプ場は災害によって資産にけっこうなダメージを受けていた可能性がある。
「はじめちょろちょろ中ぱっぱだよな!?」「うん」とちゃんとみんなで確認したのに、炭担当が「いや、ちょろちょろとかない。はじめから全力で行く」と言ったので炊爨の失敗が確定した。
— soudai (@kageboushi99m2) November 2, 2019
川の見える場所にポータブルいすを設置して、たそがれていたらあっという間に夜になった。かまど場でパエリアを作って*1食べたあと、川原に移動して本日のメインイベントである焚火を行った。薪は奮発して大量に購入したけど、いがいと燃やしてみたらすぐだった。最初にやぐらを組んで一気に燃やし過ぎたのがいけなかったのかもしれない。たくさんいるキャンプ客のうち、その日いちばんの火をあげていたのはまちがいなく我々だった。
火もたけなわになると、同行者の方々がとても自己を開放しはじめ、そのうちのひとりが大声で猥語をしゃべりはじめたと思ったら、バランスを崩して火のなかに落ちそうになってしまった。正直、その前の猥語で火に落ちるに値する業を積んでいつつはあるな、と思っていたところなのでひやひやしてはいたが、なんとかケガはなかったようなので良かったです。神様が下ネタ嫌いだったら危なかったですよ。
翌朝はまたお米を炊いて、みそ焼きおにぎりを作って食べておいしかった。近くには湧水があって、それを飲んだりもした。湧水はけっこう好きで、旅先にあるたびにたくさん飲んでしまう。そのあとは秩父の温泉に入って、ご飯を食べて池袋に戻ってきた。理想的なエクスカーションでした。たのしかった。
さて、月の可処分所得が1万円を下回っている僕がどうしてキャンプに行ったかというと、それは今回の同行者や発起人のご厚意によるところが大きい。どうして僕が誘われて、和やかに受け入れられているのかはいまだによくわかりませんが、懐の深さを感じました。ありがとうございました。
*1:作ったのは僕ではない。