四尾連湖キャンプ

 

 僕自身は「ゆるキャン△」を見ていないが、キャラクターを見せられて「こいつが志摩リンだ」とわかる程度のリテラシーがある。ある時期志摩リンのスタンプばっかり使っていた僕の友人がいて、その数年後にべつの山好きの友人と会って、彼が婚約者家族の持っているキャンプ用具でどこかにキャンプに行きたいと言ったときに、そういえば共通の友人にキャンプが(たぶん)好きなやつがいるよ、と返事をした。

 

 キャンプの友人がゆるキャン△の友人に連絡を取り、「乗り気だった!」という返事をもらったことを聞いたのがたしか8月ごろ。そのあとゆるキャン△のほうの友人と話す機会があり、彼はキャンプどころかゆるキャン△すらそこまで好きではなく、ただキャンプの友人がなにかを誘ってくるのが珍しいからOKしたという話を聞いた。何が言いたいのかというと、このキャンプは僕なしでは成立しえなかったということである。素晴らしいフィックスワークだ。

 

 そこから話が進んでいって、「ゆるキャン△」の聖地にもなっている四尾連湖湖畔のキャンプ場でキャンプをした。

 

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 こちらの龍雲荘というところにキャンプを張った。夏というには涼しすぎる気温になっていて、しばらく前から雨の予報も出ていた。そのせいか、混みあっているということもなく快適に過ごすことができた。

 

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 素晴らしい景色。高速を出たところにある直売所で買ったシャインマスカットがおいしすぎてびっくりした。

 

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 友人が串を持ってきてたのでなぜかねぎまを作って並べることになった。そのときは場の盛り上がりのほうが大きかったので疑問は口に出せなかったんだけど、バーベキューまで来てわざわざ手作業で串打ちする意味ありますか? じっさい、根元は焼けないし先っぽはトングで動かしているうちに串から外れるし、味はおそらく普通に焼いたのとなんら変わらないし、合理性はひとつもないのでは?

 

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 撮影に使ったきのこの山は責任をもってちゃんと食べました。と言いたいところだけど、たぶん捨ててたと思う。

 

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 湖。やっぱり水の近くにいると心が落ち着く。夜には湖の周りをくるっと回って散歩をした。陸から見ると、まだ陸が続いているように見えるところがいきなり湖だったりして、ひやっとすることがなんどかあった。友達といっしょにいると、脳の危険を感じる部分の働きが弱まってしまう。死はこのようにして僕のような人間を待ち受けているのだろう。

 

 火。火を見ていると心が落ち着く。火をつまみにいくらでもお酒を飲むことができた。