Apple Music Challenge(3か月で10000曲聞いたときの話) 3

 

その1

 

その2

 

 12月22日。クリスマスも近づいてきた。年をまたいで1月の30日に90日の無料期間が切れると思われる。ペースは大丈夫なのだろうか。

 

  とはいえ自分を信じて聞いていくこと、それしか僕にできることはない。

 

 ついに年(2015年)が終わった。あと1か月だ。

 

 冷静に考えて、最初の二か月で5000曲しか終わっていないということは、残りの一か月で今までと同じ数の曲を聞かないといけない。一か月あたりで考えると二倍のペースである。普通に考えるとチャレンジの達成をあきらめるシチュエーションではある。しかし僕には勝算があった。この年、僕の通っていた大学の学事歴は特殊で、1月以降はまるまる4月まで冬休みだったのである。

 つまり、僕は時間のすべてを音楽を聞くことに費やすことができる。勝負はここからだぜ。

 

 知ってました? ウルグアイアン・インヴェージョン。

 

 The Divine Comedyもこんな機会がなければ聞くことがなかった音楽だろう。とくに、有名な文学作家の名前を連呼するこの曲が好みだった。

 

 

 今の視点から見ると「本当か?」と思うが、1月7日時点の自分はかなり余裕を感じているみたいだ。この時期の僕は音楽を聴く以外のことを全くしておらず、人生における貴重な時間を無駄づかいしていた。インターンとか行っておけばよかったのに。

 

 ウケてる場合じゃないよ。

 

 1月9日。あと3475曲。