続きをします。
ぼくの欲望を甘く見るな pic.twitter.com/SPbnkTrx57
— soudai (@kageboushi99m2) February 28, 2018
我々の社会では(建前はおいておくとしても)、子供はやはり大人より一段階低い位置に置かれていて、であるからして守られるべきもので、大人の考える子供の像に収まる存在であることを期待されている。そういう子供が、まさに大人に守られなければいけないとされるその瞬間、大人の想定する欲望を越えるという形で抵抗する。そこには皮肉と批評がある。
しっかりとした思想的なバックボーンを持ち、お題とも調和した良い回答ではあるが、笑いとしての出力はそこまででもないので70点くらいかな。
内面的な経験(意識やクオリア)をまったく持たない pic.twitter.com/cpUmZA7GSt
— soudai (@kageboushi99m2) January 29, 2018
僕の穴埋め大喜利で一番いいねされたのがこれだと思う。が、個人的な好き度はそこまで高いわけでもない。まずこの回答は、一般的な常識の範囲には入ってないとある物事を知っているかどうか目くばせをするような性質があり、踏み絵をしているようなもので、知っているひとはたいして面白くなくてもなんとなく、「これ知ってるよ」ということを自分で再確認するような気持ちでいいねを押したくなってしまう傾向がある、と思う。
その要素を抜き去ると、この回答が面白いかどうかを判断できる観点は、「哲学的ゾンビ」とこの「前田さん」、そして「怒ったり泣いたりする」というリード文の取り合わせが是か非かである。そこだけを考えると、70点くらいかな。良い当たりをしているのは間違いないんだけど、それをスタンドに飛ばすとびぬけたものはもっていないように思える。
やっぱ二次会参加しま pic.twitter.com/fZdDT35Dgc
— soudai (@kageboushi99m2) January 27, 2018
まずは良いところから、俗世との兼ね合いをぎりぎりまで迷ったボーダーの参加者たちが、迷いの末に二次会に参加する様子と北斗の拳の重ね合わせは悪くないと思う。まわりの風景が荒廃しているのも、明日の計画や継続的な体調管理がめちゃくちゃになるメタファーとして捉えることができる。そんな悲壮感漂う状態で、表情は凛々しいのが覚悟の表現として素晴らしい。
だめなのは二次会というモチーフの陳腐さである。この手のボケはどうしてもこの偉大な先駆者と比較されてしまう。45点。
https://bokete.jp/boke/1800356
食われる側 pic.twitter.com/LwoVLkZbkP
— soudai (@kageboushi99m2) October 9, 2017
目の前に切り身がある状況でこれを言われたら怖い。寿司という食べ物が孕む本質的な恐怖と悲しみについて僕はこれまで何度も考察していた。
そういえば昼に回転寿司に行ったんですが、その時不意に「殺された後、死体を切り分けられて、白米の上に乗せられて回される、ってとんでもない屈辱なんじゃないか?」って考えが浮かんですごく悲しい気分になって店を出た。俺は殺されて米の上に乗せられて回されたくない。せめて止まっててほしい。
— soudai (@kageboushi99m2) December 1, 2015
ボケとしては60点くらいだけど、個人的には好きなので5点足して65点です。