ポルノグラフィティ全シングルを振り返る会

こんにちは。

 

先日、Youtubeでずっと音楽を聴いていたら、ポルノグラフィティの全シングルのショートバージョンPVがYoutubeで見れるようになっていることに気付きました。

リンク:https://www.youtube.com/playlist?list=PLjCKsluHLtUa3hGoXjk0CdDb9b-QE6U7Z

調べたら三年前ぐらいからあるらしいですが。

 

ポルノグラフィティといえば、僕がこの世に生を受けて一番初めに好きになったバンドで、今はさすがに往時の熱は冷めていますが、それでもシングルが出たら記念碑的に買うし、ライブがあるたびに行って胸に「ポルノ」と書かれたTシャツを何枚か買ってくるくらいには好きです。

 

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高校時代に寮で着ていたら、「性犯罪者みたいだな」と先輩に言われました。

 

ざーっと、再生リストを見渡してみたら、ポルノの曲ばっかり聞いていた青春時代を思い出して心が熱くなってきたので、すこし振り返ってみたいと思います。僕は音感が無くて音楽のことはよくわからないのですが、とりあえず、思ったことや思い出を適当に書いてみます。

ポルノグラフィティ、昔は好きだったよ」ってひとも、「今でも好きだよ」ってひとも、「聞いたことないよ」ってひとも、これを機に、すこし掘り返して聞いてくれればうれしいです!

 

こういう時って普通は、デビューシングルの「アポロ」からいくのが普通なんですが、それだと、「ヒトリノ夜」くらいで書くことがなくなってやめそうなので、最新シングルからさかのぼっていく形式で行こうと思います。

 

 

44.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ

youtu.be

 

44thシングル。聴いたことがことがありません! 以上!

 

44.LiAR

youtu.be

 

こちらも44thシングル。両A面ってやつですね。2016年の横浜ロマンスポルノ*1で一回聞きましたが、よく覚えていないので書くことはありません! 以上!

 

43.THE DAY

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 43rdシングル。2011年頃から現れだした、加工が強くてガチャガチャした音をもつ、アニソン調のポルノグラフィティの最新作です。こういう音の曲は、僕の記憶が正しければ31stのc/w「煙」あたりが最初で、それからシングル曲だけでも「ワンモアタイム」~「2012spark」~「瞬く星の下で」とコンスタントに出続けて、現在のポルノグラフィティの曲の基本線のひとつになっているという感じがします。

 

これは、本間昭光が編曲をしなくなって、ポルノの二人が若いアレンジャーたちと仕事をしだすようになった時期と符合しています。なので、たぶん、こういうことが、今の二人がやりたかったことなのでしょう。

それとは裏腹に、初期からのファンで、今のポルノグラフィティはダサすぎてついていけない、と思っている方には、こういった曲をかなり毛嫌いしている人が多いように感じます。

 

ただ、こういう曲調、昭仁の声にはよくあっていますし、アニソンにはうってつけですし悪くないのかもしれません。僕は好きではありませんが。

 

42.オー!リバル

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42ndシングル。名探偵コナンの映画のタイアップでした。近年の曲、タイアップ多いですね。「『アゲハ蝶』や『サウダージ』みたいな曲を」というオファーに応えた結果、ポルノっぽいそんな感じの曲になっています。

ただ、メロディーや楽器はラテン風なんですけど、ドラムとベースはなんか雰囲気違うんですよね。そこでふしぎな浮遊感が出ていて、かなり面白いです。聴き味もいい意味であっさり。この感じは初期のラテン系の曲にはたぶんなかった。進歩が感じられます。

タイアップのおかげなのか、ポルノっぽさのおかげなのか、そこそこ売れたようです。

 

41.ワン・ウーマン・ショー 〜甘い幻〜

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41stシングル。タイトルを見たときは、「正気か?」と思いましたし、完全にギャグ曲なんだな、って思っていたんですが、真面目なバラードでした。

しかし、パッと聞いた感じはシリアスなバラードなんですけど、歌詞も曲もすこし自嘲的な感じがあって、(ゆったりと包み込むようなコーラスをバックにして歌うサビとかそんな雰囲気がしませんか?)、懐が深い、いい曲だと思います。タイトルで敬遠するのはもったいない。

最後に突然入る「甘い…、幻……」の語りはご愛嬌。歌ってる昭仁を想像すると毎回笑ってしまいます。ちょっと下目遣いで微妙な表情をしてるんだろうな。

 

一番好きな部分は、サビ前のフリューゲルホルンのパッセージ! コーラスの感じとも相まって、なんとなく「黄昏ロマンス」を彷彿とさせます。

こういう、「何を聞いても何かを思い出す」状態は、キャリアを重ねた人達の作品を楽しむ上ではあまりよろしくない態度なのかな、ともなんとなく思いますが……。

 

40.俺たちのセレブレーション

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待ってました……! こういう曲がたまにあるからポルノグラフィティのファンはやめられない!! PVのサビのところの前に歩いていくダンスがものすごくダサかっこいいし、ライブでもみんなでやったオープニングの月のハンドサインもかっこいいし、ふたりでターンするところもキュートだし、そもそも昭仁と晴一がかっこいい!!

 

デビュー十五周年を記念したシングルで、歌詞はデビュー曲の「アポロ」を踏まえて、15年間活動してきた自分たちを振り返るような内容になっています。しょうもない時も多いですが、意外とポルノグラフィティの二人は歌詞も結構うまくて、この曲は1番を昭仁、二番を晴一が作詞しているのですが、なかなか成功しているいい歌詞になっている気がします。

 

9thアルバム「PANORAMA PORNO」~10thアルバム「RHINOCEROS」期のポルノグラフィティのテーマは、いい意味での「ダサさ」だと思うんです。20代のギラギラしたじきにデビューして、売れて、好き勝手やって好き勝手できなくなって、成熟や確信を求められて、求めて、いろいろやったすえに戻ってきた、自身が幼少と青春の時代を過ごした「My 80's」のカルチャーを下敷きにしつつ、40代になった自分たちの、もはや中学生のかっこいいアイドルでもなく、「TVスター」でもない、等身大の彼らの表現として、これほど成功してる曲もないと思うんですよね。

 

39.東京デスティニー

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39thシングル。二か月連続リリースシングル二枚目ですが、一枚目で、なんとなく対になっている38th「青春花道」が俺にとっては大きな存在すぎてあまり聞いていないのですが、やっぱりこっちも80'sのテイストがあっていい曲ですね!

ディスティニーじゃなくてデスティニーなところもちょっとしたポイントだと思います。ディスティニーじゃおしゃれ過ぎるんです。デスティニーのよい感じのダサさが今の彼らなんです。

 

カップリングの「ダリア」も非常にいい曲ですね。「月飼い」「Hard Days, Holy Night」級までとはいかずとも、「ナイトトレイン」「Swing」くらいの格はあります。

 

38.青春花道

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38thシングル。そして、個人的にポルノグラフィティの全部の曲をとってきても十指に入るくらいには好きな曲です。*2このシングルはジャケットも神がかっているので、まずはジャケットを見てくれ!!

 

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凄すぎるでしょこれ! 自分の趣味を隠そうともしていない!! 曲の内容はおちゃらけているのかと思えば、やっぱりまあおちゃらけていて、だけど、そこに、ノスタルジーと若さの切迫感がしっかりと刻み込まれていて、聴いていて本当に胸が締めつけられるんです。

笑っちゃうようなリフと「Gimme! Gimme」「Teens and Youth」?*3のかけ声のあと、Aメロの、若さに追われて、何も起きていないはずなのになぜだか何かをしなきゃって焦ってしまうあの感じ。から、すぐに息つく暇もなくBメロに展開して、Bメロもすぐに終わる。サビに入る頃には、サビは、サビだけ取り出して聞いたときとは違う、本物の切実さでもって聞こえてくるんですよね……。最高!!

 

最近のポルノはかなりの頻度で曲に金管を用いるのですが、「マイモデル」とかのときは雰囲気壊してるんじゃないか……?みたいな危うい使い方だったのが、この辺になるとしっかりはまってきている感じがします。

 

カップリングの「エピキュリアン」も非常にいい曲で、本人たちも気に入っているのかライブでもよく演奏されます。最高!!

 

37.瞬く星の下で

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37thシングル。アニメ「マギ」のタイアップ曲です。それ以上に書くことが何もない。

 

36.カゲボウシ

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36thシングル。この曲も個人的にはいまいち印象に残っていなくて、どちらかというと「やがて哀しきロックンロール」「ルーズ」が入っているシングルの表題曲、みたいな、じゃないほう曲みたいな扱いでした。

このちょっと前くらいから、ライブでは「ハネウマライダー」や「愛が呼ぶほうへ」や「元素L」などをアコースティックアレンジで披露する機会が多くなっていて、その辺が影響した曲なのかもしれません。手でたたくパーカッションの柔らかなリズムが特徴的な曲です。

 

c/wは二曲とも良いです。とくに「ルーズ」は初期のポルノファンにも楽しんでもらえそうな曲調。

 

35.2012Spark

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35thシングル。こういう曲調のなかでは好きな曲です。「Spark!」「Spark!」と連呼するのがダサかっこいい!

ポルノグラフィティの全体を通してみて目立つような曲ではないし、これが一番好き! と推すようなファンもいなさそうなので、言ってみれば地味なシングルなのかもしれませんが、2012と年の名前を冠していることで、ファンとしては一つの時間的ランドマークみたいな立ち位置になる曲です。そろそろ、「2012Spark」から5年が過ぎようとしているんですか……。

 

ちなみに、7thアルバム「∠TRIGGER」の最後の曲「ロスト」のアウトロで昭仁が弾き語っているのはこの曲のもとになるメロディーですね。雰囲気が違うのでけっこう気付きにくいかもしれません。

 

34.ゆきのいろ

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34thシングル。アコースティックなミディアムナンバー。音源ではファルセットが綺麗に響いているところが良いな、とは思うのですけど、ライブでは昭仁の調子がいい時じゃないとなかなか再現されませんね。

ポルノは格上の相手にタイトルをかぶせていくという悪い癖があって、これまでも「ギフト」や「リンク」でその悪癖をいかんなく発揮していたのですが、この曲も、発売前の時点では「雪の華」ってタイトルにする予定だったそうです。なんでそういうことをするんですかね。

 

c/wにはファンのみが知る往年の名曲、「元素L」のアコースティックアレンジが入っています。ファンなら買うしかないですね!

 

33.ワンモアタイム

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チャカチャカした音+四つ打ちのポルノの幕開けとなった33rdシングル。時期的に、3.11を意識した歌詞になっています。出た当時は「ポルノっぽくない……?」的な物珍しさがありました。

ただ、異様に勢いがあるので、普段聴くときは「ふーん」って感じでも、酔っぱらって聴いたり、ライブで聴いたりするとけっこう感動します。らららーらら、の所で観客に歌わせることもできて、盛り上がりますしね。

 

32.EXIT

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結局、本間昭光ak.homma)氏が作曲にタッチした最後の曲となってしまった32ndシングルがこれです。ファンじゃない人にとってみれば「ak.hommaってだれ?」って感じだと思うので軽く説明しておきます。

ポルノグラフィティのプロデューサー(メンバーではない)。

・世間がポルノグラフィティの曲、として認識している曲の大半は、メンバーではなくプロデューサーの本間氏の作曲(「アポロ」「サウダージ」「アゲハ蝶」「ハネウマライダー」などなど)である。

この二点くらい押さえておけば問題ないです。

 

サビの頭のほうが言葉が詰まりすぎにも聞こえるんですが、そのおかげで、サビのメロを繰り返すときには突き抜けるような感じがしてとても良いですね。大サビ前のミュートは個人的にはやりすぎな感じがしてちょっと笑ってしまうのですが、どうでしょうみなさん。

 

c/wには、長らくライブ限定だった「LIVE ON LIVE」が収録されており、ファン必携となっています。「LIVE ON LIVE」、いい曲ですよね。生で聞きたいな……。

 

31.君は100%

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だから何で過去の名曲にタイトルをあててくるんだ(しかも1/10で)って感じな31stシングル。メロディーも地味だし特徴的なところもあまりないのでやっぱり地味なシングル曲ですが、歌詞の中に僕の本名が登場するので「昭仁が俺の名前を呼んでくれてる……!!」って気分になることもあり、個人的にはけっこう好きな曲です。そういう曲がポルノグラフィティには他にも2曲あるのでとても幸せです。

あと、軽いのがいいですよね。いい意味で力が入ってない感じ。あとは謎にドコドコしているドラムが聴きどころかも。

 

30.瞳の奥をのぞかせて

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ヴァイオリンが前面にフィーチャーされた30thシングル。NAOTO*4のカッコ良さが光る!

なかなか評判が良いシングルですが、個人的にはそこまで好きではなかったのです。好きでしたけど。で、今回久々に聴いてみて、やっぱり良いなあ……、と思いました。やっぱり過去聴いてた音楽は無条件に良いんですよね……。

 

そこまで好きじゃなかった理由はたぶん、かっこいい弦のリフに比べて、サビのメロディーがもたついたように聞こえたからなんだと思います。

 

「独身者機械」をなんとなく思わせるセットの上でシンプルに歌って演奏してワインをこぼすPVも素敵ですね。

 

29.アニマロッサ

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ポルノっぽいようで、何となくそうでもない。不思議な感じのする29thシングル。

ポルノのシングルには珍しく音数が少なくて、その割には(そのせいか)不思議な動きをする曲です。PVも意味がわからない。サビを取り出して聞いたら「あ! いつものポルノグラフィティだ!!」ってなるんですけど、曲を通して聴くと、どちらかというと異端のほうにカテゴライズされるのが不思議ですよね。

好きな部分は、「ちゅーる、ちゅっちゅちゅーる」のあとのギターのフレーズ。ライブで聞いた時もサイコーすぎて目をつぶってしまいました。イントロも何気に凝っていて不思議ですよね。

ファンでもあまり聞きこんでいない曲な気がするので、(僕もあまり中心的に聴いてはいませんでした)、ひょっとしたらねらい目かもしれません。

 

全編広島弁でお送りするc/wの「邪険にしないで」は、ものすごくよいです。広島弁の語尾の「~じゃけん」とかかってるんですかね。それにしても、ふっとでてくる「邪険」という日常語彙に無い言葉が素晴らしいです。そのうえで、歌詞は日常の言葉で書かれているのも最高。ツアーでもやってくれたんですよね~、最高だった!

 

28.この胸を、愛を射よ

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2009年9月9日に999円でリリースされた28thシングル。10周年記念+11周年に向けた記念の一枚でした。個人的にも、初めて自分の意志で買ったCDシングルだったので思い入れがあります。

その割には買った当初はあまり好きじゃなかったんですが、その年のライブで、毎年ある晴一が十分ぐらいギターソロをやる枠の曲に選ばれていて、それを聞いて、「なんだこれちょうカッコイイ!」ってなって好きになりました。単細胞ですね。でもかっこよかったんです。特にギターソロの終わりで晴一がギターを振り上げたタイミングで横からスポットが当たって、ギターを構えた格好の晴一の影がステージの横に大きく投影されたときは、あまりのことに泣きました。沖縄コンベンションセンターでやっていいことじゃなくね?

 

いいバラードなんですが、全体的にのっぺりとしていてこれといった聴きどころに欠けるのも事実。聴く側の盛り上がりが大事かも。

 

27.今宵、月が見えずとも

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地味に知名度がある27thシングル。タイアップのBLEACHのおかげですかね。

僕がポルノグラフィティの曲を初めて聞いて好きになったのは「メリッサ」とか「シスター」のあたりだったんですが、その当時はいかんせん幼すぎて、新譜を追いかける、みたいなことにはなっていませんでした。で、中学の半ばぐらいで音楽を聴く癖がもどってきて、その時に流行っていたポルノの曲がこれでした。

こう書くと、一生の思い入れがある曲になっていてもおかしくなさそうですが、大して思い入れはありません。なんでだ。

 

かなりシンセサイザーの比重が強い曲で、曲の雰囲気と相まって、なんとなく「月飼い」を思い出させます。

 

26.Love,too Death,too

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26thシングル。いろんな楽器のいろんな音が聞こえて雰囲気いい感じですが、雰囲気いい感じ以上の印象がないのか、あまりファンの間でも話題に上がらない曲。「押しが弱い」とか「この曲調なら『ジョバイロ』のほうがいい」とか、「往年の名曲『まほろば○△』に似ている」とかさんざんに言われていた印象。あと、この直後にベストアルバムを出したのも印象悪かったのかも。わざわざシングル買わないよね。たとえファンでも……。(買いましたけど)

 

ジャケットはかっこいいと思います。あと、c/wの「グッドニュース」もいい曲ではないと思いますが好きです。

 

25.ギフト

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25thシングル。マニア非マニア問わず人気の高い一曲です。

透明感のあるオープニングのギターのパッセージが全てですね。サビも、そこに入って空を飛びあがって薄くなるようないい感じ。そして大サビで緊張を解放した後、余韻のようなギターのメロディが鳴って、100m走を走り切ったランナーみたいにゆっくり、満足して、息を整えながら減速して最初のギターのリフに戻っていく抑えの効いた終わり方、最高のひと言です。

この時期の昭仁は、すこし声を薄めて歌っているのですが、「ギフト」にはこの歌い方がバッチリはまっているような感じでよいですね!!

何気に晴一詞昭仁曲の曲はこれが初めてだったりします。

 

晴一は歌詞を書くのがうまいんでしょうけど、毎回毎回うまいってわけではなくて、たまに「??」みたいなのもあるんですけど、この曲では才能が発揮されています。自信のなさをきれいに書くのが上手いんですよね。「ドリーマー」とか「天気職人」とかの流れを汲むこの感じ、本当にツボなんですよね!!

 

24.痛い立ち位置

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PVにperfumeが出演して歌っていることでも知られる24thシングル。

言葉遊びチックなタイトルそのままの、ちょっと大人な歌詞と、最近の頃のブラスの使い方とは違う、一本で主張の強いサックスとかも魅力的。ギターの粘っこい音や、それ単体では主張せず、周りのメロディーの結果、みたいに機能するサビなど、ポルノグラフィティのなかではかなり珍しい要素が詰まったシングルになっています。

 

さらに、歌詞も結構よくて、とくに「期待」って言葉の使い方は、うまくニュアンスを使っていてかなり素敵です。

 

c/w含めて結構好きな曲で、最初の頃は飽きずに何度も聞いてたんですけど、なかなかライブではお目にかかれません……。

 

23.あなたがここにいたら

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23rdシングル。イントロの物悲しく粘っこいギター、淡々と進むAメロのあと、予感を感じさせながらも抑えの効いたBメロ、そして、爆発するかと思いきやまた綺麗に抑えの効いたサビ、という印象深い曲です。PVもちょっとおもしろい。

全体的にキャッチーさがなく抑えのきいたセピアな曲調で、(サビでメロに沿ってグロッケンシュピールが流れるのでちょっと音的にはきらきらしますが)、全体的に報われない、物悲しい雰囲気が漂っていて好きな曲です。

 

歌詞は名詞の連呼がいまいち効いていなくて良くないんですが、まっすぐ気味なサビの詞は曲の助けもあって非常に印象的に映ります。しかし、名詞のチョイスが明らかに下手。晴一は文の組み立てがちょううまくて、詩の形でしっかり情報が伝わる、というのが明らかな長所なんですけど、内容にいまいちセンスがないのが弱点な気がします。

 

c/wの「ホール」もめちゃくちゃいい曲です。ライブで一回は生で観てみたい曲のひとつですけど、途中の「よ、よ、よ、よよよっしゃー!!」は絶対声出ないでしょうね……。「オニオンスープ」も良い曲ではないかもしれませんが、好きな曲です。「グッドニュース」の系列の、やさしい世界な曲ですよね。

 

22.リンク

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車のCMに起用されたため、ちょっと知名度がある22ndシングル。特徴的なイントロ、詰まった譜割りのAメロ、そのあと広々と開けたところに出るようなサビのメロディ、そしてイントロのリフに戻る……、と展開が激しく、たがいに特徴的な部分が次合わさったような曲です。主張の強い曲ではないですが、なんとなく芯が感じられ、ライブのどの位置にでも違和感なく入れられて、良い、便利な曲のような気がします。「幸せについて本気出して考えてみた」みたいな。

この時期のポルノグラフィティはシンプルなバンドサウンドに寄っていくのですが、その影響を一番受けているシングル曲がこれだと思います。

 

この曲のみがシングルとして収録されている7thアルバム「ポルノグラフィティ」でも、最初の曲として使われていて、まったく主役を張っていません。このいい感じの脇役感が素敵な曲ですね。

トリガーのライブで見せた赤白の演出が気に入っていて、この曲のイメージカラーは個人的には赤白になっています。ジャケット的には青緑とかなんですけど。

 

c/wも地味ながらいい曲ぞろいで、カップリング曲を集め出すなら真っ先に確保しておきたいシングルですね。

 

21.Winding Road

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21stシングル。

エレキギターにも昭仁の声にもざらざらした効果がかかっていて、ミディアムな曲なんですけど、他のポルノのミディアムな曲とはすこし違ったテクスチャが与えられています。数あるシングルの中でも、大して好きな曲でもないですが、いま改めて聞いてみるとやっぱりエモいですね。過去聴いてた曲はそれだけでよい。

 

c/wも目白押しです。「Devil in Angel」は名曲だし、史上2曲しかない晴一ボーカルの曲のうち最初の曲「ウェンディの薄い文字」が収録されています。

 

20.ハネウマライダー

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めちゃくちゃ知名度のある20thシングル。ファンじゃなくて音楽に詳しくなくても、世代であればたいていの人が知っている曲でしょう。ポカリスエット様様。ライブでも定番曲で、流れ出すとみんなタオルの用意をして、サビでみんなで力いっぱい回します。大サビ前とサビの後のギターのフレーズの後に計二回、おもいっきり上にタオルを放り投げて、最後にはタオルを正面に掲げます。これがライブのお約束です。訪れる機会があったら是非。

 

複雑な譜割り*5のくせに耳に残るサビが魅力的、このころの本間昭光氏はマジで神がかってました。ポルノの曲に広く見られる特徴でもあるんですが、大してテンポは速くないのに譜割りがきつきつなせいで実際よりアップテンポに聞こえる、というのがあります。この曲もその一例でしょう。

 

そして、ヒット曲らしく歌詞もめちゃくちゃうまい。days of the sentimentalのところとかCメロとか、??ってなる所も多いですが、全体的にかっこよく弱く、自信に満ちて青い、いい歌詞になってます。

 

19.DON'T CALL ME CRAZY

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19thシングル。「ジョバイロ」の影に隠れている曲です。ポルノには珍しいハードロック風味の曲で、「ポルノにしては珍しい」って意味では楽しめるのですが、やっぱり彼らの主戦場はここじゃない、という感じも強くする仕上がりです。

 

c/wの「Free and Freedom」はめっちゃいい曲。ファン必携。

 

19.ジョバイロ

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知名度が高い割にファンの間ではそんなに話題に上らない19thシングル。キャッチーでラテン調で、これこそポルノって感じで、歌詞も成功しているのにいまいち話題に上らないのは、やっぱり聞いていくとなんとなく飽きちゃうからなんでしょうね……。

カラオケでオーダーすると、高確率で薔薇が燃えている映像が出てきます。

 

c/wの「Free and Freedom」はめっちゃいい曲。ファン必携。

 

18.NaNaNa サマーガール

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知名度はいまいちですがファンの間ではお馴染みの18thシングル。

間違いなく大瀧詠一の「君は天然色」を下敷きにしているっぽいですね! 「NaNaNa ウィンターガール」の方では歌詞にも出てくるしね!

 

サビのメロディーラインが 本当にきれい。

 

ポルノグラフィティの夏メロとしては「ミュージック・アワー」や「ハネウマライダー」がいちばん有名ですが、その影に隠れたこの「NaNaNa サマーガール」もいい曲だってことを、ポルノファンでなくても多少ポルノを知っている人には訴えていきたいです。

本人たちも気に入っているのか、ライブでは高い確率で演奏されます。

 

17.ROLL

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パーカッションでなっている金属的な音がチャームポイントの17thシングル。

両A面で発売された「ネオメロドラマティック」に比べて、どうしても脇役的な扱いを受けがちな曲ですが、リズムとか不思議な曲ですよね。

 

17.ネオメロドラマティック

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17thシングル。

機械的な音と、言葉を詰め込みまくるAメロ、そして韻を踏んだサビが本当に素敵な曲です。大してタイアップとかもなかったはずなのに、意外とファンじゃない人も知っている、知名度の高い曲だったりもします。僕も大好きで一時期は狂ったように聞いていました。何がいいんでしょう。サビの詞と韻の踏み方がリズミカルでかっこいいのが本質なのかも。

歌詞もちょうカッコイイですね!!!

 

それ以外に特筆することはないのに、あまり聞き飽きない曲なのは、曲の感じと昭仁の声がいい感じに合ってるからなんですかね。昭仁は日常のトークはかみかみですが、曲になると不思議に滑舌が良いので、こういう曲を歌わせると最高にかっこいいんですよね。

 

c/wの「プッシュプレイ」もファンなら持っておきたい、いい曲ですよね!

 

16.黄昏ロマンス

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16thシングル。

初めに聞いた時はあんまり好きじゃなかったんです。この時期までに出ていたポルノのミディアムな曲、「ヴォイス」「サボテン」「愛が呼ぶほうへ」なんかと比べると明らかにフックが足りないので、子供心にはあんまり響かなかったんですよね。なんか、のっぺりとしてるし、サビもだらーっとした旋律だし、ギターソロもなくて変なコーラスがかかってるだけでいまいちな曲だな、って思ってました。

だけど、次第に「それがいいんだよ……!」みたいな気持ちになってきました。一番好きな場所は、Bメロに入って、歌詞的にも大きく展開するところで後ろに入ってくる木管っぽい音です! クレジットには楽器がかかれていないので、シンセサイザーなんだと思いますが、めっちゃきれいでいいですよね。かわりに晴一曲なのにもかかわらずギターは禁欲的で、普通に聴いていたらほとんど目立ちません。あと、歌詞もめちゃくちゃうまい。

 

c/wには超人的な人気曲「Sheep 〜song of teenage love soldier〜」が入っています。ファンとしてはどこかの時点で必ず入手しなければいけない一枚ですね。

 

15.シスター

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ベースのTamaが脱退したあと、最初に発売された15thシングル。子供ながらに好きだった曲で、母親にねだって着うたをダウンロードした記憶があります。懐かしすぎますね、「着うた」ってワード。

 

マーチングに使うみたいなスネアドラムで幕を開ける民族風の曲。歌っている内容ももの悲しい。サビはあっさりですが、全体としての雰囲気を乱さないようによく抑制されていると思います。

スネアドラムが完全に曲の顔になっているので、けっこう編成大き目のライブでしか聞くことはできませんが、聴けた回は満足感しかありませんでした。2012年のPANORAMA42のときとかはアレンジも最高すぎて、ただただ最高だったな……。

 

14.ラック

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10万枚限定で生産された14thシングル。これも先述の「シスター」と並ぶくらい、ポルノグラフィティのなかではオンリーワンの曲ですね。ハードロック調の曲はほかにも「DON'T CALL ME CRAZY」がありますが、それと比べてめちゃくちゃ音が重い。ボーカルにも強いエフェクトがかかっていて非常にダウナーな気分になります。

世間一般的なポルノのイメージとはかなりずれている曲だと思いますが、これはこれでいいものなんですよね……。

 

限定生産なので現在入手は困難なのですが、c/wに「Anotherday for "74ers"」という神曲が収録されているのがつらいところです。自慢じゃないですが僕は所持しています。ファンの鑑なので。

 

13.愛が呼ぶほうへ

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13thシングル。この辺からファンでなくても知っているし聞いたことがあるような曲が連発するゾーンに入ります。2003年頃でしょうか。ここまでちゃんと読んだ人はいないと思いますが、いたらすごいですね。

ak.hommaのポップセンスが爆発していますね。それくらいしか言うことがない。

 

夕陽と星空と僕」「Hard Days, Holy Night」というまた超人気c/wが収録されています。カップリングにも名曲が目白押しだったし、シングル曲も今でもよく歌われる定番曲が出そろった時期だし、ヒットチャートにも上りまくっていたので、やっぱり一番のポルノグラフィティ黄金期だったのでしょう。

 

12.メリッサ

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12thシングル。

ファンからしてみれば聴きすぎて飽きているんですが、まあ、改めて聞いてみると最高ですね! あと、遡って何時間も聴きなおしてみると、「あ、Tamaのベースだ……」となって心が熱い。シンプルなリフもフェードアウトもしみる。

 

表題曲だけでも強いのに、実はc/wに「見えない世界」「月飼い」というポルノグラフィティの全歴史でも屈指の人気曲が収録されています。

 

11.音のない森

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11thシングル。

あまり売れなかったし(多分売る気もなかった)、暗いのでベスト盤を持っている人もあまりかけなかっただろうし、知名度はほぼないと思われますが、ファンの間ではかなりの人気曲です。ライブでは時間をかけて、もったいぶって、じっくり演奏する事が多いのがその原因かも。

イントロから音が厚い。これだけで飯が食えます。そのあとミュート。メロに入ってからは、まさに無音の森を歩いているような静かなバックの中で昭仁が歌います。これだけなんですけど、ライブでやられるとまじでかっこいいんですよね。どちらかというとTamaのほうが目立つサビから、間奏の晴一への受け渡しも最高です。そしてミュートのあと、昭仁が歌いだすんですよ。最高じゃないわけがない。

最後の部分は昭仁がアカペラで歌うことが多いんですが、これも本当に最高。

 

10.渦

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10thシングル。

三台かのドラムが変則的なリズムを叩くなか、妖しい声質で歌う昭仁。からっとしたアップテンポな歌もいいですけど、こういう変態的で粘っこい声を使うときも輝いていると思うんです、昭仁は。サビの歌い方とか最高。「愛なき…」とか「リビドー」とかね。最近では「ルーズ」でそれをやってくれて懐かしい気分になりました。

途中ちょっと変拍子が入りますが、全編が三拍子で作られている珍しい曲です。

そして、僕が最も好きな曲のひとつです。

 

c/wにはポルノ屈指の名曲「蝙蝠」が収録されています。

 

9.Mugen

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日韓ワールドカップのNHKテーマソングだったらしいけど、まったくそんな印象がない9thシングル。わかりやすく盛り上がるのでライブでは頻繁に演奏されます。

まさにak.hommaって感じの曲っすね。アップテンポなんですけどずっとマイナーなので独特の暗さが感じられます。音域も高くないしね。

 

8. 幸せについて本気出して考えてみた

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タイトルが長いことでそこそこ有名な8thシングル。

パタパタしすぎててあんまりいい曲じゃないと思うんですけど、何故かライブでは超高頻度で演奏されます。

 

考えてみたけど、いい所があまり見つからないので終わりです。

 

7.ヴォイス

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7thシングル。

そんな好きな曲でもないんですけど、聴き返してみると、Tamaのベースいいなあ…。この曲のベストアクトは、2003年の74ersの一曲目で使われたやつだと思うんですよね。謎の少年がフードをかぶったまま演奏しているメンバーのフードをひとつずつ剥いでいって、そのたびに歓声が上がるという謎演出でしたが、かっこよかった。

 

6.アゲハ蝶

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6thシングル。なんでこんないい曲作れたんだろうな……。当時のボリビアでウケていた雰囲気を輸入したっぽいですが、それでオンリーワンになってしまった。リズム隊もサンポーニャもめっちゃいいけど、それ以上に一番ヒットに貢献したのは晴一の歌詞じゃないだろうか。

どこから聞いても引っかかる言葉遣いだもんなあ……。

 

譜割りはきつきつで、特にサビは、思っているよりひとつ前のタイミングで息継ぎを入れないと息が続かなくなります。手拍子も裏箔でとらないといけないので、ライブの前にはすこし確認が必要です。

 

5.サボテン

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当時は「アゲハ蝶」「サウダージ」と遜色ないくらい売れたのにいまいち名前が残っていない5thシングル。作曲はTamaです。ライブで披露される頻度も、同時期の定番曲と比べてやや控えめ。DVD化も遅くて、ライブ音源はロイスーまで手に入らなかったはず。デビュー前からあるメンバー作の楽曲なのに。

 

雨上がりの匂いや空気感を思い出させてくれるような音楽で、しみじみと聴きたい感じです。初期の頃の昭仁は、こういうしみじみ聞かせる系の曲のメロでもけっこう声をしっかり張って歌っていて、これはこれで結構好きだったんですよね。

 

c/wには「ダイアリー 00/08/26」というこれもまた定番の名曲が収録されています。

 

4.サウダージ

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これも有名な4thシングル。

めちゃくちゃ聞いてきた曲なので書くことがマジでない。ベースがめっちゃすき。普通に聴いているとベースだけ追ってしまいます。

 

3.ミュージック・アワー

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ポカリの曲。3rdシングル。

ライブの定番曲で、みんなで変な踊りを踊る曲です。

 

2.ヒトリノ夜

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2ndシングル。

 

1.アポロ

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デビュー曲。

 

0.まとめ!

結局「ヒトリノ夜」あたりで飽きてしまいましたが、とりあえず、全曲振り返れたので良かったです。どちらかというとシングルよりはアルバム、カップリング曲に語りたい曲は多いのですが、そのあたりはまた次の機会で。

今回も長すぎるので、全部読んだ人はいないと思いますが、まあこんな感じでやっていきたいですね!

 

ありがとうございました! みんな~! またね~!!

*1:ライブの名前。ポルノグラフィティの単発ライブは「〇〇(地名)ロマンスポルノ」という名前がつくことが多いです。

*2:「蝙蝠」「何度も」「ビタースイート」「空想科学少年」あたりが対抗してきます。ファンならお馴染みの曲たち!

*3:自信なし。なんて言っているんだあれ?

*4:最初期からほとんどのツアー、レコーディング、TV出演に帯同するポルノのサポートメンバー。金髪モヒカンとブリッジしながらの演奏がチャームポイント

*5:有名な曲なので、よくカラオケでファンじゃない人にも歌われますが、正しい譜割りで歌えてる人見たことないです。