2020-09-08から1日間の記事一覧

短歌 18

風船に手を繋がれて九歳の僕父親を亡くしたばかり おくすりは天使の声でいいました「朝夕二回食事のあとで」 動かなくなったルンバを捨てにいく甘い香りのする風の夜 しあわせは暖炉みたいに放置されときどき子供の覗きこむだけ 動きだす夜の明かりは自動車…